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気功師になった経緯

今回は私が気功師になった経緯を述べます。

私はもともと脳科学や心理学など人が何を考えてどう思っているかに興味があり、高校生の頃、脳科学関連の本をときたま読むようになっていました。大学生になると、脳科学者の苫米地英人博士の本に強く惹かれ、よく読むようになっていたのですが、博士の数多ある著作のうちで気功を扱う本に出会いました。

苫米地博士本人も気功師ですが、その本は気功の外気治療を科学の目、それも脳の働きを中心として理論的に解き明かすものでした(このブログでも後々書いていきたいと思います)。気功で病を治すという不思議な現象には、脳科学、心理学、宗教学、哲学、医学など関わってきます。

気功の本で書かれてる内容を実践すると、すぐに気を練ることができ、とても面白いと思いました。加えて、博士の気功における師匠が近所で気功の学校を営んでいて、受講体験すると、師匠の人柄、志の高さに惹かれました。大学では原子核物理学を専攻していたのですが、大学終わりに気功学校に入学を決意しました。

気功は西洋医学に比べ、体に優しいことが特徴です。病というのは内なる主張であり自己表現です。西洋医学は基本、対症療法なので、例えば胃痛の場合、胃薬で治ったとしても、胃痛の原因そのものが治ったわけではありません。胃痛の主張は維持されたままなので、今度は肌荒れなど他の症状となって現われます。対して、気功は原因そのものを無くすことができます。当然副作用もありません。日本統合医療学会、日本代替・相補・伝統医療連合会議では数多くの臨床例が出されており、西洋医学と気功を組み合わせる治療が有効であると医学の領域では1980年代にはすでに認知されています。

この素晴らしい技術を持って、一人でも多くの苦しみをなくしたいと思いました。また、まず病気にならないことが重要です。気功には自分の体を健康に保つ養生功という方法論がありますが、それを広めることも目標です。そのためには社会的に認知される必要があり、こうしてブログを書いています。

大学を卒業すると就職しました。社会人として働きながら気功を勉強していました。しかし、気功は人の命を扱う仕事です。生半可な覚悟では務まりません。師匠は常日頃「人の命一番大事。一番価値がある。だから責任を持たなくてはいけない」と言います。私は自分の人生に覚悟を決め、退職し、気功学校の本部がある東京に住み、学校に通い本気で気功師になることを決意しました。名前を聞けば誰もが知る上場企業に勤めていましたが、辞める時に逡巡はありませんでした。同世代に比べ少しだけ高い給料をもらい、あと2か月勤務すると給料に加えボーナスと有給でプラス40~50万円貰えたのですが、お金ではないのです。

私の尊敬する人に宮台真司という社会学者がいます。その方がこう仰っています。「損得の勘定より内から湧く力、うまく生きるより立派に生きる。自分を変えたいと思うなら、すごい奴に感染し、その人の傍に行き、学び、真似しろ。そして、すごい奴というのは圧倒的に利他的である。人はどうしてか利他的な人間に感染する」。私の中で”すごい奴”というのが苫米地博士であり宮台教授であり師匠です。

師匠は言います。「心が潔白なれば、いい気が出ます。心が潔白であることが(気功師にとって)一番重要」。このことを胸に、立派な気功師となるべく日々邁進したいと思います。